SDGsのロゴ一覧。使用許可がいる場合も教えます。

SDGs

SDGs(エスディージーズ)のロゴって知ってますか?最近よく見かけますよね。

自由研究からビジネスまでSDGsの取り組みを伝えるためにロゴを使いたいなと思っている人も多いのではないでしょうか?

実は使う時のルールがあるので親子で学べるように簡単にまとめました。

使用許可がいる場合もあるのでトラブルを避けるためにもこの記事を参考にしてみてくださいね。

SDGsのロゴ一覧

SDGsのロゴはヤーコブ・トロールベック氏によりデザインされました。

えこねこ
えこねこ

スウェーデン出身のクリエーティブディレクターにゃ!

SDGsロゴ

SDGsロゴには2種類あります。

  • 国連のエンブレムがある
  • 国連のエンブレムがない

国連主体ではない場合はエンブレムが入ってないバージョンを使うことが多いです。

SDGsの17のアイコン

SDGsの17の目標ごとにアイコンがあります。

  • 直感的にわかるデザイン
  • 文字が読めなくてもわかるデザイン
えこねこ
えこねこ

確かにわかりやすいデザインにゃ!

SDGsのカラーホイール

SDGsのバッチや名刺でよく見かけるロゴです。

  • SDGsに定められている17の目標のカラーを順番に並べています

その他(英語表記)

以下のリンク先から映画表記のロゴをダウンロードすることができます。

SDGsのロゴを使うために使用許可はいる?

「SDGsのロゴ」を使うときは、許可がいるばあいと、許可がいらない場合があります。

許可がいる場合
  • 資金調達目的
  • 商業用途
許可がいらない場合
  • 資金調達目的ではない
  • 商業用途ではない
  • 単純な情報共用目的

許可が必要な場合

▪️資金調達目的
国連の事前許可と適切なライセンス契約の締結が必要です。

こんな場合は許可が必要(資金調達目的)
  • SDGsに関する活動費用の資金調達をする際に「SDGsのロゴ」を使用する場合
  • SDGs普及のため団体を立ち上げて資金を募る

▪️商業用途
国連の事前許可と適切なライセンス契約の締結が必要です。

こんな場合は許可が必要(商業用途)
  • 「SDGsのロゴ」を営利主体の活動や商業目的の販促用商品・製品などに使う場合
  • SDGsを社内浸透を目的にオリジナルグッズを作り、それを社外に配ったり販売する場合
  • 参加費を徴収するイベントの告知などで使用するといった直接的な商品の販売の場合も許可が必要です。

使用許可の申請方法

件名および本文ともに、すべて英語で提出する必要があります。

使用許可の申請方法
  • 送付先
    国連本部のメールアドレス(sdgpermissions@un.org)宛て
  • 件名
    「SDG LOGO/ICON REQUEST」(全て大文字)
  • メール本文
    アイコンやロゴの具体的なサンプルまたは試作品を添付。サンプル、試作品の紹介を簡潔明瞭に本文に記載。
  • 使用目的
    SDGsの精神に沿った使用目的であることを証明する。(希望する用途の簡潔な記述を添える)
  • サステナブル
    サステイナブルなビジネスと素材であることについて言及する
  • 使用許可期間
    2030年12月31日まで。
    SDGsに関する刊行物の場合は2030年12月31日以後も使用可

許可が不要な場合

▪️上記の許可が必要な場合以外は、許可はいりません。

こんな場合は許可が不要
  • 例示的かつ非商業的で資金調達を意図しない場合
  • 単純な「情報目的」の場合
  • 「資金調達目的」と「商業用途」以外の場合
  • SDGs浸透を目的とした自社サイトやビラ・ポスターへの掲載

SDGsのロゴの使用方法

「SDGsのロゴ」の詳細な使用方法は、公式のガイドラインで確認できます。ポイントを次に紹介します。

SDGsロゴの背景色

▪️カラー版
白かライトグレー(薄灰色)の背景以外は使用できません。
▪️白色版
背景の色に指定はないですが、白黒の広告の場合は使用できる背景は黒色のみです。
▪️黒色版
使っていいのは白黒の広告のみ。背景は白のみ認められています。白以外の背景色は認められていません。

SDGsアイコンの形状・色

▪️アイコンの形状
四角形の上にアイコンを載せる場合、四角形は正方形に限定されます。
▪️アイコンの色
アイコンの色を変更することは認められていません。

SDGsロゴと企業ロゴの組み合わせ方

SDGsアイコン+企業ロゴ

▪️アイコンと企業ロゴを組み合わせる場合
アイコンと企業ロゴの間に縦の線を入れます。

▪️目的が資金調達の場合
アイコンと企業ロゴの間に縦の線を入れ、アイコンよりも企業ロゴが目立つようにする必要があります。ロゴの最大の高さを、アイコンの高さより大きくしましょう。

SDGsロゴ+企業ロゴ

次の文言を付ける必要があります。
「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。」

SDGsカラーホイール+企業ロゴ

SDGsロゴ+企業ロゴと同じ文言を付ける必要があります。

禁止事項

SDGsロゴ

禁止事項(SDGsロゴ)
  • 拡張したり、押しつぶしたり、ゆがめたりしない
  • その他の色と混ぜ合わせない
  • 要素の位置を変えな
  • DEVELOPMENTの“O”にカラーホイールを動かさない
  • 活字書体を変更しない
  • 突き出したり、斜角を付けたりしな
  • 陰付けをしない
  • 色の上に黒色のロゴを用いない

アイコン

禁止事項(アイコン)
  • 拡張したり、押しつぶしたり、ゆがめたりしない
  • アイコン間で色を交換しない
  • 要素の位置を変えない
  • アイコンの色を変えない
  • 陰付けをしない
  • 突き出したり、斜角を付けたりしな
  • トリミングしない
  • 活字書体を変えない
  • 四角形以外の背景に収めない
  • 一部のSDGsアイコンを混合、対比またはグループ分けすることで、恣意的な類型を作らない(一列あるいは左寄せでグループとして表示は可能
  • SDGsアイコンのグラフィックは、当該アイコンから取り出して使わない

カラーホイール

禁止事項(カラーホイール)
  • 拡張したり、押しつぶしたり、ゆがめたりしない
  • 色彩を変えない
  • 要素の位置を変えない
  • トリミングしない
  • カラーホイールを色付けボックスに置かない
  • 突き出したり、斜角を付けたりしない
  • 陰付けをしない
  • SDGsカラーホイールの中心に色を用いない
  • アイコンをカラーホイール上に置かない
  • カラーホイールの要素の位置や大きさを変えない
  • アイコンをカラーホイール内に置かない
  • 企業などのロゴやSDGsロゴをカラーホイール内に置かない

こんな時はどうする?

名刺にSDGsのロゴを入れたいなど、よくあるケースごとの対応方法は次のとおり。

WebサイトにSDGsのロゴを掲載する場合

掲載目的によって対応が異なります。前述のとおり「情報目的」の場合は許可は不要です。「資金調達目的」と「商業用途」は許可を申請しましょう。

名刺にSDGsのロゴをつける場合

基本ルールを守りましょう。名刺の場合はSDGsのロゴを様々な組み合わせで使う場合もあると思いますので、禁止事項に注意しましょう。さまざまな「SDGsのロゴ」を組み合わせて使用するケースが多いので、組み合わせに関する注意点も忘れないようにしてください。

会社の資料にSDGsのロゴを使う場合

会社の資料で使う目的が「情報目的」の場合は使用許可は不要です。白黒印刷かカラー印刷かで背景色などのルールが違うためため注意が必要です。

会社のノベルティーにSDGsロゴを入れたい場合

目的によって、使用許可を取るべきか判断します。PRの目的がSDGsの普及、自社の取り組みのPRといった「情報目的」の場合は申請は不要です。市場で売られている自社商品のPRに使う場合は申請が必要です。「SDGsのロゴ」を使うことにより利益を得るか否か見極める必要があります。

ルールを守って使おう

「SDGsのロゴ」を使う目的によって、許可申請が必要です。組み合わせる場合は掲載する注釈文を書く必要があることなど、詳細なルールがあります。トラブルを未然に防ぐためにも基本的なルールを理解したうえで、適切に使うことが大切です。

SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン(国連広報センターのウェブサイト)