長期脱炭素電源オークション(カーボンニュートラルと電力の安定供給を実現)

エネルギー
  • 長期脱炭素電源オークションってなに?
  • いつ開始するの?
  • オークションの仕組みは?

そんな人に向けて、長期脱炭素電源オークションについて調べてみました!

長期脱炭素電源オークションに入札を計画している人は是非参考にしてくださいー!

長期脱炭素電源オークションとは?

2050年カーボンニュートラルに向け、脱炭素の仕組みによる電源への新規投資を促す制度

発電所(電源)の新たな建設を促しながら、化石燃料を用いた電源から、水素やアンモニア、再生可能エネルギーなどのカーボンニュートラル実現のための電源に切り替えていき、2050年までにカーボンニュートラルや電力の安定供給の実現を目指す制度が、長期脱炭素電源オークションです。容量市場の一部でもあります。

CO2などの温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることが、地球温暖化対策におけるカーボンニュートラルです。

カーボンニュートラル実現のための電源への新規投資を行う事業者が、長期脱炭素電源オークションへ参加します。

(出典)電力広域的運営推進機関

えねる大佐
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つまり、みんなの生活に大切な電力を、2050年までにカーボンニュートラル実現のための電源に切り替えていくための制度と言えます

脱炭素電源の種類

太陽光、風力、水力、系統用蓄電池、地熱、バイオマス、原子力、水素(H2)、アンモニア(NH3)など

えねる大佐
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では、なぜオークションをする必要があるのでしょうか?

オークションをする理由は?

カーボンニュートラル実現のための電源の新規投資を、たくさんの人が参加するオークションの仕組みを使って後押し

メリットは?

①温室効果ガスを減らせる
長期脱炭素電源オークションを行い、カーボンニュートラル実現のための電源の割合が増えていくことで、CO2などの温室効果ガスの排出量を減らすことができます。

えねる大佐
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カーボンニュートラル実現のための電源を増やして、しっかりと地球温暖化対策を進めることができます

②電力の安定供給につながる
長期脱炭素電源オークションにより、新たな電源が絶え間なくつくられていくことで、安定的に電力が供給されることにつながります。電力供給の長期的な安定化により、電気コストの急激な変動リスクが抑制されます。

えねる大佐
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オークションで約定した電源は原則20年にわたる期間の供給力を提供します。電気を多く使う夏や冬だけでなく、将来にわたって電力の供給力が確保されていることが大切です。

オークションの仕組みは?

カーボンニュートラル実現のための電源を対象に、オークションで約定した電源にその対価が支払われる。

その新たな電源をつくる費用は、小売電気事業者などの容量拠出金で支えられています。

カーボンニュートラル実現のための電源による電気が世の中に提供されることを、消費者のみなさんは小売電気事業者などを通じて実現していきます。

(出典)電力広域的運営推進機関

えねる大佐
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カーボンニュートラル実現のための電源へ切り替えていくためには、電気を使うみんなの支えも大切です。

オークションはいつ実施される?

長期脱炭素電源オークションは2024年1月にスタート以降は継続的に開催される

(出典)電力広域的運営推進機関

えねる大佐
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オークションは継続的に開催されるから、新しい電源の計画も絶え間なく行われる仕組みです。

オークションに関わる人たち

事業者以外に消費者も含む多くの人が長期脱炭素電源オークションに携わり、電力の安定供給を支えていく

(出典)電力広域的運営推進機関

えねる大佐
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消費者や事業者のみんなで長期脱炭素電源オークションに携わり、新しい発電所(電源)の建設が進むことで、日本全体の需要と供給力のバランスを保っていくんだね。

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